アーティスト | Banda Municipal de a Coruna, conductor, Marcel van Bree(コルーニャ市民吹奏楽団 指揮=マルセル・ヴァン・ブリー) |
シリーズ | CD |
編成概要 | CD【吹奏楽】 |
解説 | 1966年スペイン・バレンシア生まれの作曲家、フェレル・フェルランの作品集。次々に話題作を生み出すフェルランさん。今回のアルバムも強烈なサウンドで私たちの「吹奏楽魂」に火をつけます。1曲目「スドウィンド序曲」、冒頭から木管楽器がギラギラ衝撃的な開幕。すぐに音楽に引き込まれていきます。中間部はゆったりしていますが、全体的にエネルギッシュな作品。2曲目「同時性のある組曲」、1楽章のオープニング、壮大です。各楽章が7分前後で聴き応えあり。したがって楽章内も変化に富んで単一楽章での演奏もOK!2楽章はフルート、クラリネットが美しく歌い上げます。3楽章では金管楽器全開スタミナ勝負です!3曲目「高鳴るホルン」、冒頭からソロホルンが炸裂!!普通はバンドの序奏から、いよいよという感じなのにさすがフェルランさん。それにしてもホルンのカストロさんは上手い!!大注目の作品です。バンドもガチンコ勝負といった感じ。4曲目「ヘラクレスの塔」、このCDのメインプログラム。フェルランさん独特の金管楽器の鳴らしと木管楽器のうねり。そして豪快な打楽器。劇的な曲のスタートを演出です。その後のオーボエの静寂が非常に効果的です。またフルート、クラの輝きが際立ちます。12分49秒。この大きな曲の、曲の背景にある出来事に興味を持たない人はいないでしょうね。5曲目「ロペツ・オデロ」、なんかスペインぽいカスタネットにクラリネットソロ。アンコールピースで大喝采まちがいありません。コンサートの雰囲気が一変してまたまたアンコール!(ユーフォのソロも美味しいぞ)6曲目「エル・メウ・イアイオ」、もう一曲アンコールでした!元気いっぱいのスペイン風のメロディー、やっぱりカスタネット大切なんですね!満タンの金管サウンドでフィナーレ(ブラボー!ブラボー!ブラボー!)!!!!(松浦正敏) |