作曲者 | Steven Reineke(スティーヴン・ライニキー) |
シリーズ | 輸入吹奏楽(スコア) |
編成概要 | 吹奏楽スコア |
解説 | 「鷲の舞うところ」や「セドナ」などで人気のライニキーの曲です。 「ピラトゥス」はスイス中部の都市ルツェルンの南南西にある2,122mの山で、「ドラゴン(翼や爪を持ち、火を吐く、と言う伝説上の怪獣)が住んでいたと言い伝えられます。曲はゆっくりと開始され、バスーンなどの低音楽器のオッシナートの上にサックスやフルートが次々に美しい旋律を歌い出し、次第に高まり、オーボエのソロも加わります。大変魅力的な部分です。やがて金管も加わって高まり、その頂点で低音楽器が不気味に響き、ティンパニーの連打でテンポの速い第2部に入ります。ここでは各楽器が動き回り、低音楽器が躍動的な旋律を奏します。再び打楽器が鳴り響き、ゆっくりした第3部に入ります。ここでドラゴンの出現ですが、オーボエが歌い、すぐテンポを速めて激しい動きの部分にかわります。打楽器や低音楽器が活躍し、わくわくするような音楽となります。しかし約8分で静まりホルンやユーフォニアムがゆったりと歌い木管に引き継がれます。この旋律がコラール風にテュッティで高まり、勝利を表現するように金管とティンパニの高らかな響きの内に堂々と曲を閉じます。変化のある大曲。グレード4.5で10分6秒ですが、カットを工夫すれば自由曲にも使えます。(秋山紀夫) |
解説2 | 《スコアのみの販売です》 |