作曲者 | David R. Holsinger(デイヴィッド・R・ホルジンガー) |
シリーズ | 輸入吹奏楽(スコア) |
編成概要 | 吹奏楽スコア |
解説 | 「春になって、王たちが戦いに出るに及んで…」の作曲者として日本でもたいへん人気のあるホルジンガーの作品。 この「スクーティン・オン・ハードロック」は「ハードロック通りを走り去る」という意味です。作曲者自信が住んでいる町のシャディ・グローブ通りから半マイルほど離れたところにあるハードロック通りは、30年ほど前まで町の中心としてにぎわった通りでしたが、現在はさびれてしまい、今では近道をする時にしか使われない通りとなってしまいまったそうです。その通りをしのんで作曲したものだということです。 サブ・タイトルとして「3つの短いスキャット、ジャズ風の舞曲」とつけられています。曲はこのサブ・タイトルのように、ジャズ風な音楽による、速い、遅い、速いの3部からなる曲で、速いドライブのきいた小気味のよいリズムの第1主題で開始され、テュッティでこのリズムが繰り返されます。第2主題は低音の音階風な動きの上にホルンが即興風に奏します。この2つの主題を中心に、強烈なリズムと動きの第1部が展開され、フェルマータで止まります。第2部は少しテンポをゆるめ、低音のリズムの上にアルト・サクソフォーンがデーブ・ブルーベックのジャズスタイルによる旋律をノスタルジックに奏で、クラリネットが繰り返します。ホルンやトロンボーンの新しい旋律もあらわれますが、はじめのテーマに戻ります。第3部は再び速いテンポでドライブのきいた曲が、にぎやかだった通りを描きますが、この曲も50年代のジャズで、マンボにも似たリズムが聴かれます。 ドラマチックな曲の多いホルシンガーにしてはめずらしく、メランコリックな味をもつ作品です。(秋山紀夫) |
解説2 | 《スコアのみの販売です》 |
編成 | Piccolo/Flutes 1&2/Oboe/Bassoon/Eb Clarinet/Bb Clarinets 1-3/Eb Alto Clarinet/Bb Bass Clarinet/Eb Alto Saxophones 1&2/Bb Tenor Saxophone/Eb Baritone Saxophone/Bb Trumpets 1-3/F Horns 1-4/Trombones 1-3/Euphonium/Tuba/String Bass/Timpani |