作曲者 | Steven Reineke(スティーヴン・ライニキー) |
シリーズ | 輸入オリジナル |
編成概要 | 吹奏楽 |
解説 | 「鷲の舞うところ」や「セドナ」などで人気のライニキーの曲です。 ライニキーは1970年オハイオ州に生まれ、マイアミ大学で作曲とトランペットを専攻しました。現在はニューヨークに住み、ポップス・オーケストラの作編曲を多く手掛け、シンシナティ・ポップス・オーケストラの作編曲者また指揮者として活躍していて、吹奏楽作品も多く出版しています。 この「交響曲第1番」はカリフォルニア州サンフランシスコに近いコントラ・コストの町にあるウインド・シンフォニーの創立25周年を記念して2006年に作曲を依頼され、その指揮者デュアン・キャロルトに捧げられ、楽譜は翌2007年にバーンハウス社から出版されました。2006年は1906年に起こったサンフランシスコ大地震からちょうど100周年にあたっていましたので、サンフランシスコが過去100年に目覚ましい発展を遂げたことを主題とし「新しい日が始まる」と名付けられました。 曲は次の4つの楽章で構成されます。 第1楽章;City of Gold(金の町) サンフランシスコは1848年に金が発掘されてゴールラッシュが始まりましたので、この名が付いています。音楽はその時代を現すため、ティンパニの連打で劇的に開始され、古い開拓時代が雄大に描かれます。中間部では、ピアノを中心ににぎやかなフォックストロットの楽しいダンス音楽が酒場の賑わいを表現します。第3部はゴールラッシュに押し寄せる幌馬車が変拍子を使って描かれます。8分28秒、グレード5。 第2楽章;Nocturne(ノクターン) この楽章は、1906年4月17日、地震の起こる前の晩の平和なサンフランシスの町がオーボエやフルートのソロを使って「夜想曲」という形で表現されています。休みなく第3楽章に入ります。6分37秒、グレード5。 第3楽章;And the Earth Trembled(そして大地が震えた) 教会の鐘が朝5時を告げるとまもなく地震が襲ってきます。地震が次第に迫ってくる様子が不安げに描かれ、その頂点で打楽器を激しく使って混乱が描かれます。9分32秒、グレード5。 第4楽章;New Day Rising(新しい日が始まる) ホルンのソロがこだまのように響いて静かに開始され、ピアノも加わり、期待に満ちた新しい時代が始まります。ここではいくつかの讃美歌の主題が用いられています。ホルンのアンサンブルを経て次第に音楽が明るさを増し、コラールが木管アンサンブルで演奏されます。音楽は次第に高まり、テュッティとなり、金管も輝かしく加わって、賛美歌を高らかに奏します。最後に静かなコーダに入って印象深く終わります。7分13秒、グレード5。 (秋山紀夫) |
解説2 | この楽譜は「第1楽章」になります。 |
編成 | スコア識別 Full Score 木管楽器 Piccolo Flutes 1&2 Oboes 1&2 English Horn Bb Clarinet 1 Bb Clarinets 2&3 Bb Bass Clarinet Bassoons 1&2 Contrabassoon Eb Alto Saxophones 1&2 Bb Tenor Saxophone Eb Baritone Saxophone 金管・弦楽器 Bb Trumpet 1 Bb Trumpets 2&3 F Horns 1&2 F Horns 3&4 Trombone 1 Trombones 2&3 Euphonium Tuba String Bass 打楽器(その他) Timpani Percussion 1 (Glockenspiel,Xylophone) Percussion 2 (Chimes,Snare Drum) Percussion 3 (Suspended Cymbal,Small Suspended Cymbal) Percussion 4 (Bass Drum,Woodblock) Percussion 5 (Cowbell,Suspended Cymbal,Marimba) Harp Piano |