作曲者 | Chandler L. Wilson(チャンドラー・ウィルソン) |
シリーズ | 輸入オリジナル |
編成概要 | 吹奏楽 |
解説 | 作曲はチャンドラー・L・ウィルソンで、彼はマイアミの生まれで、フロリダA&M大学でサックスを学びマーチング・バンドの編曲もつとめ、その後ペンシルヴァニア州のインディアナ大学で指揮法を学び、修士号を受け、マイアミのいくつの高校のバンド・ディレクターを歴任し、現在はフロリダ州立大学の博士課程で勉強をしています。この「会話」は、アメリカ独立戦争についてのトーマス・ジェファーソンの声明の中から、「人種問題の平等性の”会話”が大切だ」とのことから、その「会話」を音楽に表現したものです。曲は4分の4拍子で打楽器のリズミックな導入により速いテンポで開始され、木管がファンファーレ風な主題を奏し序奏を作ります。次に転調してゆっくりと木管楽器が歌い、打楽器が細かく飾ります。4分の3に代わり、グロッケンの細かい動きの上にピッコロのソロが続き、トランペットのソロのあと、クラリネットが続きテンポを速めます。この辺はゴスペル・ソングの模倣だと作曲者は述べています。4分の4拍子で高まり、最後はテンポを落としてフルートのソロで曲を閉じます。グレード4、6分6秒。 (秋山紀夫) |