作曲者 | Vincent Persichetti(ヴィンセント・パーシケッティ) |
シリーズ | 輸入オリジナル |
編成概要 | 吹奏楽 |
解説 | この曲は、パーシケッティの作品91に当たるもので、デューク大学の委嘱により作曲され、1962年12月11日、同大学バンドの演奏、作曲者の指揮により初演されました。 曲は、バロック時代のコラール・プレリュードの形式を借りて書かれた、ゆっくりとした美しい曲で、パーシケッティの「教会年のための聖風と応答歌」のなかの「思考と不動の貢献(Motionless Share of Thought)」という聖歌から拡大して吹奏楽曲としたものです。 木管とホルンによって静かに歌いだされ、トランペットやフルートも加わって流れてゆく、いかにもパーシケッティらしい上品な曲。派手な曲ではありませんが、各セクションともうまいバンドでないと表現できない美しさをもちます。曲は次第に盛りあがってゆき、ティンパニーも加わってクライマックスを形成し、また、静けさのなかに戻っていきます。 (秋山紀夫) |