編曲者 | 木村吉宏(キムラ・ヨシヒロ) |
作曲者 | Ottorino Respighi(オットリーノ・レスピーギ) |
シリーズ | 輸入クラシックアレンジ(中上級) |
編成概要 | 吹奏楽 |
解説 | 第3楽章「夜明けのベルキスの踊り」:ゆっくりとした打楽器のリズムの上に、フルートがアラビア風な美しいメロディを歌っていきます。ベルキスのあでやかな踊りは、チェレスタやクラリネットのソロに引き継がれて進んでいき、オーボーやイングリッシュホーンのソロが、フルートとともにアラビア風な雰囲気を充分に醸しだします。次第にテュッティとなって音楽は高まりますが、また木管楽器のソロに次々と引き継がれ、静かに終わります。第4楽章「饗宴の踊り」3/4拍子、アレグロ・ヴィーヴォの速い楽章で、ユニゾンのテュッティではじめの主題が宴会の開始をつげ、打楽器を伴う激しい主部に入り、木管が華やかに動きまわり、金管や打楽器がリズムを叩きこみます。中間部は静まってトランペットのソロとなります(これは原曲ではテノールの独唱またはトランペットのステージ裏のソロと指定された部分です)。再び激しい主部が戻り、コーダでは金管の華やかなバンダを加えて、興奮を高めて終わります。(秋山紀夫) |