編曲者 | 木村吉宏(キムラ・ヨシヒロ) |
作曲者 | Ottorino Respighi(オットリーノ・レスピーギ) |
シリーズ | 輸入クラシックアレンジ(中上級) |
編成概要 | 吹奏楽 |
解説 | 1928年に作曲され、1929年、ニューヨークでNBCシンフォニーオーケストラ、トスカニーニの指揮で初演されました。第1楽章「チルチェンセス」:古代ローマの暴君ネロが、キリスト教徒と猛獣を戦わせた残酷な祭り。祭りの開始を告げるトランペットのファンファーレ、野獣のうなり声、興奮する民衆の叫び声のなかにキリスト教徒の静かな祈り声がきこえます。第2楽章「五十年祭」:巡礼の人たちがゆっくりとした足どりでローマの見える丘にのぼってきます。やがて目の前にひらけたローマの町を見てよろこび、教会も鐘を突き鳴らして巡礼を迎えます。第3楽章「十月祭」:ローマの城で祝われる10月祭は狩ではじまり、ぶどうの収穫を喜んでいます。夕暮れになってマンドリンがセレナーデを奏でます。第4楽章「主顕祭」:ローマのナヴァナ広場のにぎやかなお祭りで、踊り、見せ物小屋の手まわしオルガン、物売りの呼び声、酔っぱらいの声、にぎやかな歌声等がいっぱいつまった音楽です。以上の4楽章は続けて演奏されます。この版は木村吉宏氏が、グレード6、24分30秒に編曲したものです。(秋山紀夫) |