編曲者 | Wil Van der Beek(ヴィル・ヴァン・デル・ビーク) |
作曲者 | Aram Khachaturian(アラム・ハチャトゥリアン) |
シリーズ | 輸入クラシックアレンジ(中上級) |
編成概要 | 吹奏楽 |
収録曲リスト | 1.INTRODUCTION,2.LOVE DUET,3.INTERMEZZO,4.HARVEST HOLIDAY |
解説 | この抜粋曲は、バレー音楽「ガイーヌ」からの4楽章の組曲で、オランダのデ・ハスケ社の1996年の出版ですが、日本ではほとんど演奏されていませんので、新鮮に聴こえます。各楽章の内容は次の通りです。第1楽章「イントロダクション(導入部)」....打楽器のロールに続いて金管が華やかなファンファーレを奏し、そのあと、4分の2拍子の速い良く知られた旋律が出てきます。この導入部は日本でも良く演奏されています。ファンファーレの終わりの部分で、トランペットに上の加線2本の高いCやDが11小節ほど出てきますが、D音はEbクラリネットや1stクラリネットが一緒に吹いていますから、中学生でも何とかなるでしょう。ワクワクするような、活発な楽章です(1分26秒)。第2楽章「愛のデュエット」....アンダンテのゆっくりした楽章で、木管を主体とした8小節の序奏に続き、6小節ほどのオーボエの印象的な独奏があります。このソロは他の楽器にキューがありませんので、もしオーボエの無いバンドは考慮が必要です。このことは、終わりの6小節にも言えます。中間部は序奏の旋律を木管が奏して高まり、静かに消えてゆきます(2分42秒)。第3楽章「間奏曲」....トランペットとトロンボーンのユニゾンのメロディーにユーフォニアムがからまる、ゆっくりした美しい旋律に始まり、クラリネット(6小節)、オーボエ(4小節)、フルートトとソロ・クラ(4小節)とソロが引き継がれ、サックスを除く木管とホルンの響きで終わります(1分54秒)。第4楽章「収穫祭」....4分の2拍子のマーチテンポのにぎやかで、活き活きした曲です。木管の主旋律にホルンのオブリガートがからまります。トランペットも活躍し、最後は全員のテュッティで高まり、ティンパニの一撃のあと、全員のAb長調のハーモニーで曲を閉じます(2分03秒)。2,3,4楽章は日本ではほとんど演奏されていませんので(ただし収穫祭は演奏されることもある)、コンクールの自由曲としても使えます。(秋山紀夫) |
編成 | Score/Piccolo/1st Flute/2nd Flute/Oboe/Eb Clarinet/1st Clarinet in Bb/2nd Clarinet in Bb/3rd Clarinet in Bb/Alto Clarinet/Bass Clarinet/Bassoon/1st Alto Saxophone/2nd Alto Saxophone/Tenor Saxophone/Baritone Saxophone/1st Trumpet in B♭/2nd Trumpet in B♭/3rd Trumpet in B♭/1st Horn in F/2nd Horn in F/3rd Horn in F/4th Horn in F/1st Trombone/2nd Trombone/3rd Trombone/Euphonium/Tuba/String Bass (Electric Bass)/Percussion |