作曲者 | 下田和輝(シモダ・カズキ) |
シリーズ | ソロ(木管,金管,打楽器) |
編成概要 | Vn,Va,Vc,Cbいずれかのソロ/ピアノ |
解説 | サクソフォン奏者、大沼紗織氏の委嘱作品として、2019年12月に作曲。 初演は2020年3月18日(水)、ムジカーザ(渋谷区)で行われた「大沼紗織 サクソフォンリサイタル」で大沼紗織(アルトサクソフォン)大嶋千暁(ピアノ)の各氏によって行われました。 エスペランサ。スペイン語で「希望」と訳されます。 近年、自作品の初演立ち会いなどで海外に出向くことが増えてきました。昨年もシンガポールへ行く機会があり、往路の飛行機内、上空33,000フィート(約10,000m)で濁りのない澄み切った青空を目の当たりにした時、私はある旋律が頭をよぎりました。それは今から10年ほど前に着想した私の旋律でした。 10年前…地元・岩手から作曲を勉強するために上京した年です。 希望と不安を抱きながら上京したあの頃と、同じく希望と不安を抱きながら海外の未知なる国へと向かった今回。 青空を見るのがとても好きで、旋律を着想した時も青空を見ながらだったと記憶しています。それらの境遇が重なり、飛行機内で旋律が頭をよぎったのかもしれません。 10年前着想した旋律を基盤に、穏やかさとその中に秘めた力強さを兼ね備えた4分半ほどの作品に仕上げました。この作品を聴いて下さる方に、何らかの「希望」を感じて頂けたら幸いです。 (下田和輝) |
解説2 | 《下田和輝プロフィール》 1992年1月14日、岩手県洋野町生まれ。 幼少のころからフュージョンやスムースジャズをはじめさまざまな音楽に触れ、小学校4年生から学校のクラブの金管バンドに所属。コルネットを担当。 洋野町立種市中学校では吹奏楽部に所属し、トランペットを、進学先の岩手県立久慈高校では吹奏楽部でユーフォニアム・学指揮・副学指揮を担当。 「第5回 日本管打・吹奏楽学会作曲賞」作曲賞(一位)受賞。 「21世紀の吹奏楽 第18回“響宴”」作品公募入選。 「21世紀の吹奏楽 第20回“響宴”」作品公募入選。 平成29年度 第50回JBA「下谷賞」受賞。 2014年3月、尚美ミュージックカレッジ専門学校音楽総合アカデミー学科作曲コース(4年制)を卒業。 作曲を菊池幸夫、高橋伸哉、広瀬勇人の各氏に師事。 |
編成 | Vn,Va,Vc,Cbいずれかのソロ/ピアノ |