作曲者 | 片岡寛晶(カタオカ・ヒロアキ) |
シリーズ | ソロ(木管,金管,打楽器) |
編成概要 | スネア・ドラム |
解説 | 【編成:スネア・ドラム/(ピアノ伴奏なし、無伴奏)】 ●公益社団法人日本吹奏楽指導者協会(JBA)推薦楽譜 ●CD「ソロコンテスト・レパートリー・セレクション」に収録 《曲解説》 この作品は、ロケットミュージック社から委嘱のお話しを頂き2017年7月に作曲、同年、打楽器奏者の吉田開氏の手によって初演、録音されました。 冒頭はベーシックな奏法によるスネアのソロからはじまり、メロディックなリズムへと繋がります。また新たな試みとして、中間部にマレットや指、爪など音色の変化に富んだ箇所も取り入れてみました。後半は16分音符によるビートの面白さを演出するなど、まるでスネアから奏でる魔法のような曲でもあることから、『スネア・オブ・The☆マジック』(読み方: すねあおぶざまじっく)というタイトルにしました。 スネア奏者だけでなく、聞き手の皆さんにも曲の楽しさが伝わるようでしたら幸いです。 (片岡寛晶) ////////////////////////////////////////////////////////// 「ソロコンテスト・レパートリー・セレクション」リリースによせて」 公益社団法人日本吹奏楽指導者協会(JBA) 会長 岡田知之 ロケットミュージックより邦人作曲家による管打楽器独奏用楽譜とCDのセットがリリースがされた。 JBAが開催している管打楽器ソロコンテストにおいて日本全国で多くの中学生と高校生が参加している。 しかし、取り上げる作品のほとんどが外国の作曲家によるもので、中には音楽大学生やプロフェッショナルの音楽家でも難しいと思われる作品を苦労して演奏している奏者も多く見受けられる。 このプロジェクトでは、我が国の管打楽器事情を知り尽くした邦人作曲家が、生徒たちの成長過程に見合った作品を提供してくれた事に大変意義を感じている。 同時にリリースされたCD単独で聴いても「ソロコンテスト」と題しているものの、一流演奏家の起用により観賞用音源として素晴らしい内容である。 将来活躍が期待される若手の音楽家育成のためにも、ロケットミュージックの素晴らしいこの企画に、これからも注目していきたい。 ////////////////////////////////////////////////////////// |
解説2 | 《片岡寛晶プロフィール》 1983年・福岡県飯塚市生まれ。東京音楽大学卒業。作曲を坪能 克裕、藤原 豊、打楽器を菅原 淳、岡田 眞理子、安倍 圭子の各氏に師事。打楽器奏者としての傍ら作曲・編曲を行っており、プロの演奏団体や音楽隊、教育現場などに数多く作品を提供している。また、シカゴで開催されたミッドウエストクリニックやWASBE(世界吹奏楽協会)などのカンファレンスにて、打楽器の効果的なオーケストレーションが海外で高い評価を得た。 2007年・全日本吹奏楽コンクール・朝日作曲賞入選。2015年・片岡寛晶作品集CD【天馬の道】、2018年・作品集CD【想いの和々】をブレーン社よりリリースした。 主な作品として(天馬の道・鳥之石楠船神・オリエントの光芒・マカームダンス・聖エルモの火・海峡の護り)などがある。新設された学校の校歌や市の歌などの作品提供も行っている。また、各レーベルより出版した器楽作品は50タイトルを超え、いずれもCD・DVDに収録されている。動画サイトにおいては、自作曲の再生回数が累計で3,000,000を記録。現在、東京成徳大学非常勤講師。 |
編成 | Snare Drum (無伴奏) |