作曲者 | 八木澤教司(ヤギサワ・サトシ) |
シリーズ | ソロ(木管,金管,打楽器) |
編成概要 | アルト・サックス/ピアノ |
解説 | 2007年に武蔵野音楽大学時代の同期であった本間将大氏(現・陸上自衛隊中央音楽隊)の依頼でアルト・サクソフォーンとピアノのために作曲。この出版譜は新たな気持ちで2024年に改訂したもので、同じく大学同期であった浅利真氏(ヴィーヴ!サクソフォン・クヮルテット主宰)と幅広いレパートリーになるよう協議して制作した新版です。私が作曲家としてデビュー25周年を迎えるにあたり、大学時代の彼らとの出会いが改めて大切であったと振り返ったことが、この改訂版誕生のきっかけです。 「カッサツィオーネ」とは1750年頃から1775年頃にかけて流行した管弦楽曲の形式のひとつで、晩餐会などのパーティで演奏された祝典音楽です。時を経た現代で意味合いは異なりますが、サロンコンサートなどで演奏されることを想定した親しみやすい作風で描きました。さまざまな機会に演奏していただけましたら幸いです。 なお、出版楽譜の表紙は私の妻が描いたものです。作品中のワンシーンのイメージとして参考にしていただけましたら幸いです。(八木澤教司) [YouTube参考演奏] アルト・サクソフォーン:天海 和 神戸女学院大学音楽学部器楽専攻 ピアノ:佐々 比香莉 神戸女学院大学音楽学部ミュージック・クリエィション(作曲)専攻 |
解説2 | 【八木澤教司プロフィール】 作曲家、神戸女学院大学音楽学部准教授。武蔵野音楽大学作曲学科卒業、同大学大学院音楽研究科修士課程修了。 代表作は日本のみならずアメリカ、ヨーロッパ、アジア諸国でもレパートリーとして親しまれている。2019年11月9日天皇陛下御即位奉祝記念式典・国民祭典において天皇皇后両陛下「お出迎えのファンファーレ」として、東京2020パラリンピック開会式の式典音楽として作品がそれぞれ抜擢された。合唱曲として手がけた《あすという日が》は“希望の歌”“東日本大震災復興シンボル曲”と称され、2011年第62回NHK紅白歌合戦において夏川りみ、秋川雅史の両氏によって熱唱された。 これまで全国植樹祭、全国高等学校総合体育大会、国民体育大会の式典音楽制作を歴任。各種コンクール審査員、客演指揮、指導、講演、音楽雑誌執筆に加え、音楽出版社のプロジェクトアドバイザーを務める。公式YouTubeアカウントでは、吹奏楽部員へ向けたアドバイスや質疑応答をLIVE配信中。 第21回日本管打・吹奏楽アカデミー賞[作・編曲部門](2011年)受賞、平成23年度JBA下谷奨励賞を受賞。 |
編成 | Alto Sax/Piano |