作曲者 | 清水大輔(シミズ・ダイスケ) |
シリーズ | オリジナル |
編成概要 | 吹奏楽 |
解説 | 【作曲家からの曲解説】 この作品は2013年、武蔵野音楽大学ホルン会の委嘱により書き始め、翌年14年の1月に完成。3月に初演されました。その後ロケットミュージックより依頼を頂き、当初より計画していた吹奏楽版として書き始め、改定を施しました。 架空の民族の1日を描いたこの曲、各場面には副題が付いています。 まず『alfajiri(夜明け)』で曲は始まります。荘厳なコラールが日の出を讃えるかのように歌われます。その後テンポが少し速くなると村の人達が様々な作業している、朝の活気のある場面へと変わります。 そして『jua(太陽)』では高らかに讃歌が歌われ、朝の訪れに感謝をするかのような煌びやかなコラールから厳粛な『tamahsa(儀式)』を行う場面へと変わります。奏者は自由に動き回ったり、様々な方角を向き、演奏をして儀式の場面を演出します。 その後、激しい曲調となり『mvutano(テンション)』を表現します。高揚した村人、狩りをする姿等を描写しています。 最後は『jua kuweka(日没)』となり、1日の平和と収穫に感謝するように夜明けに歌われたコラールが再現し、曲は最高潮に盛り上がり幕を閉じます。 演奏してくださる皆様、これらの風景を想像しながら『ある民族の1日』を演出、表現してみてください。(清水大輔) |
解説2 | 【秋山紀夫先生 (日本吹奏楽指導者協会名誉会長) からの曲解説】 マリンバのトレモロで始まり、厚いサウンドの序奏となります。打楽器の3拍子のリズムが現れ儀式が始まりますが、独特な雰囲気をもっています。一度止まりますが次におおらかな主題となり、盛り上がっていきます。後半の祭礼はゆっくり開始され、打楽器が活躍し、ラテン音楽風になります。そして賑やかさを増し、旋律的よりもリズミカルな厚い響きをもっています。最後はゆっくりと壮大な音楽となっていきます。グレード4、9分12秒。 |
編成 | この楽譜は「小編成用」の楽譜で、小編成バンドでもコンクールに出場できるように、最小20人から演奏できるように工夫されています。 スコア Full Score アドバイス付きFull Score(スコアの各所に作曲者本人によるアドバイスが記載されてます) 木管楽器 *Piccolo (Opt.) Flute 1&2 *Oboe (Opt.) *Bassoon (Opt.) *Eb Clarinet (Opt.) Bb Clarinet 1 (2) Bb Clarinet 2 (2) *Bb Clarinet 3 (Opt.) (2) Bb Bass Clarinet *Bb Soprano Saxophone (Opt.) Eb Alto Saxophone Bb Tenor Saxophone Eb Baritone Saxophone 金管・弦楽器 Bb Trumpet 1 (2) Bb Trumpet 2 (2) F Horns 1&2 Trombone 1 Trombone 2 *Bass Trombone (Opt.) Euphonium Tuba *String Bass(Opt.) Piano 打楽器 Percussion 1 (Sizzle Cymbal, Djembe, Wind Chimes) Percussion 2 (Wind Chimes, Vibraphone, Bass Drum, Cajon) Percussion 3 (Marimba, Tam-tam) |