JBCL-570JPはグラナディラ製に近く軽やかで自然な吹奏感を持ち、独自設計の管体は正しい音程と柔らかな響きをもたらします。
ロケットミュージックが、日本向けに仕様を見直し、特別ラインで製造され入荷後、日本国内にてイタリア製の高級パッドに全て交換しています。JBCL-570JPは、日本国内用の仕様になります。
E♭クラリネットは吹奏楽では常時使用することが多くバンドには必須の楽器です。管弦楽では、ベルリオーズ「幻想交響曲」、ラヴェル「ボレロ」,R.シュトラウス「ティルオイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」、マーラー「交響曲第一番」等が有名で多くの曲に使用されています。
吹奏楽はもちろんアンサンブルでの使用にもオススメや、ちょっと変わった使用例として、小さいお子さんの練習用にもオススメできます。
※ご注文確定後に楽器の調整をいたしますので、納品にお時間がかかることがございます。
E♭Clarinet JBCL-570JP
仕様 | |
調性 | E♭ |
管体 | 合成樹脂製 |
ケース | セミハードケース |
キー | キュプロニッケル製 銀メッキ仕上げ |
パッド | 高級イタリア製パッド (日本国内でタンポを全て交換して販売しています。) |
希望小売価格 | 96,800円 (税込) |
エスクラリネットは明るく鋭い輝きを放つ高音が特徴の楽器です。吹奏楽やオーケストラ、クラリネットアンサンブルなどあらゆる場面で活躍し、高音サウンドの芯を担う重要な役割を持っています。しかし、市場に出回る楽器は高価なものが殆どであり、中々購入に踏み切れない方も多いのではないでしょうか。JINBAO JAPANのエスクラリネットは音の鳴りが良く、出した息に素直に反応するので、奏法次第でキラキラとしたシャープな音から柔らかな音色まで奏でることができます。個人的には中国製と聞いてキィのバランスを1番心配していたのですが、吹いていて運指に問題を感じることは全くありませんでした。日本に輸入した際にも点検・調整を行っているとのことなのでその点でも安心です。音程に関しても楽器の特性の範囲内であり、様々なアンサンブル形態で活躍できると思います。ありそうでなかった10万円を切る低価格でありながら高品質のエスクラリネット!ぜひ楽団の備品や個人持ちにおすすめしたい楽器です!Akane
1997年神奈川県相模原市で生まれ、13歳より東京都青梅市で育つ。東海大学菅生高校を経て、国立音楽大学を卒業。クラリネットを川村愼敬、加藤明久、伊藤寛隆、即興演奏をヌビアの各氏に師事。
第一回ロス・グル青少年のための国際コンクールにて第一位入賞。ロシア国立ヤクーツク・フィルハーモニー管弦楽団と共演。
音大在学中から東京の吹奏楽部や吹奏楽団のクラリネット指導を行う。
現在は「心に寄り添いエールを届ける」を活動テーマに東京を中心にバンドスタイルでポップスやオリジナル曲のライブ活動を行っている。また、YouTube (4.4万人)TikTok (17万人)での動画投稿や、ポコチャでのライブ配信を通して、現代を生きる人の心を元気づけるコンテンツを届けている。SNSの総フォロワー数は約22万人を超える。
神聖かまってちゃん『僕の戦争』(アニメ『進撃の巨人』OP)、ドラマ『ジャンヌの裁き』劇伴など、アニメやドラマのレコーディングに参加。
クラリネット奏者辻本美博のプロジェクト「BASE for the ARTIST」のサポートを受け、2022年8月Playwrightより自身初のオリジナル楽曲『Bright tone』を配信リリース。
2023年3月ロケットミュージックより同曲の楽譜を出版。
東京クラリネットフェスティバル2023 in Blue Note Tokyoにゲスト出演。
2024年6月 1st album『Cheer Up』をリリース。iTunesジャズアルバムランキング第1位獲得。
「Clarinet Guild FANTASIA〜幻奏〜」「Rooooms」のメンバー。
推薦のお言葉
秋山紀夫
(社)日本吹奏楽指導者協会名誉会長
私が初めて中国の楽器会社ジンバオを知ったのは、2019年1月のことでした。この時、中国にはじめて「マーチング協会」が組織されるということで、ロケットミュージックの助安社長に案内されて、中国・天津にあるジンバオの会社を訪れました。そして私の翻訳書「マーチングバンド」を新発足した協会に寄付いたしました。
そこで上海歌劇団オーケストラ・クラリネット主席奏者で上海の楽器店の講師を務め、バンド指導者でもある超先生(Mr. Zhao Chao)とも知り合いになり、本年3月には浜松市での選抜高校吹奏楽大会にも見えられました。そんなわけで、ジンバオについての知識を得ることができました。
さて私が今お話ししたいことは、吹奏楽のサウンドについてです。理想的な吹奏楽のサウンドはまず米国の作曲家フランシス・マクベスの提唱する「吹奏楽器のピラミッド理論」を理解する必要があります。「吹奏楽のサウンドは低音楽器のサウンドを根音として構築すべきだ」という理論です。
これを更にわかりやすく理解するためには「握り寿司」を例にとると良いでしょう。金管楽器は握り寿司の土台となる「しゃり」に例えられます。それは金管楽器のサウンドです。しかし本当の寿司の味は「ねた」つまりトッピングの質で決まります。それはいろいろな魚がそれぞれ独特の味を出すことです。更に寿司の味を引き立てるのが醤油やワサビです。その役は打楽器です。
このように考えると、吹奏楽のサウンドの多様性は、ピッコロ、フルート、アルトフルート、Ebクラ、Bbクラ、アルトクラ、バスクラ、それに各種のダブルリードの楽器によって出せることがよくわかります。
しかし、それらの楽器は「特殊楽器」と呼ばれなかなか編成に加えることができません。「なぜ?」、高価だからですね。
そのような不便さをロケットミュージックがジンバオの楽器を輸入して順々に解決したい、と企画したのです。その第1陣が今回推薦しているEbクラリネットなのです。
Ebクラリネットにより、木管のピラミッドの高音に重要な輝きと鋭さを加えて欲しい、と言うのがロケットミュージックの狙いの第1陣です。貴方のバンドの木管のピラミッドをより効果的に響かせましょう。
またEbクラリネットはクラリネットアンサンブルでも活躍できる楽器です。
あなたのバンドのサウンドを豊かにするために、低価格で高品質の楽器を加えましょう。ジンバオ社の楽器で、その夢をあなたのバンドでも実現できます。
秋山紀夫
前ソニー吹奏楽団常任指揮者。現おおみや市民吹奏楽団音楽ディレクター。(社)日本吹奏楽指導者協会名誉会長、(社)全日本吹奏楽連盟名誉会員、アジア・パシフィック吹奏楽指導者協会名誉会長、WASBE(世界吹奏楽会議)名誉会員、浜松市音楽文化名誉顧問、アメリカン・バンド・マスターズ・アソシエーション名誉会員。ソニー吹奏楽団名誉指揮者。