Music People vol.32

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Music People vol.32

Music People Vol.31

「応用力」は「日常生活をどう過ごすか」で決まってきます


皆さんこんにちは!オーボエ奏者の「みやむぅ」こと宮村和宏です。

さて、私は見ての通り(?!)美味しいものが大好きです!(爆)お店で食べるのもそうですが、家で自分で作るのも私の趣味の一つなんです。
自分一人の時もそうですし、友人を招いてのパーティなどで腕を振るう事もあります(ツイッター、インスタによくアップしてます)。

例えば
宮村和宏 宮村和宏 宮村和宏 宮村和宏 宮村和宏 宮村和宏
こんな感じ。
さて、レシピなんですが、実は当てずっぽう(笑)ほとんどのものが基本的にどこかにまんまのレシピがあるものじゃなくて、味覚経験からの創作レシピみたいなものなんです。

どうやって作っているというと、美味しいお店で食べた時に自分でレシピを分析したり、意外なものの場合やレベルの高いものの場合、料理人さんと仲良くなってレシピを聞き、その中に組み合わせのセオリーを見つけてだったりなんです。よくあるレシピでも「今日はこうやってみようかな」と一工夫したり。もちろん初めて取り組む調理工程は本やネットで調べたりもします。

具体的な話をすると…
例えば写真の中に「イチゴとアサリと菜の花のおひたし」があります。これは、とあるビストロで「イチゴと菜の花と牡蠣のサラダ」を食べて驚いたのですが、このレシピが元になってます。この時は友人を招いてのパーティだったのですが、友人の一人が体調を崩していて脂質をとってはいけないという条件があり、元のレシピのオリーブオイルが使えない。この日のメインは牡蠣鍋にしたから牡蠣を二品に使いたくない。ということから、鰹出汁、ゆずの絞り汁でバランスをとって、あとはアサリで春の組み合わせにしてみました。

パエリアっぽいのは「和風パエリア」。つまり和洋折衷炊き込みご飯(笑)どういう経緯かというと、「アサリとセリと筍で炊き込みご飯したら美味そうだなぁ」と思ったけど「お酒のつまみになるようにするにはどうしようかな」というところから「パエリアにしたら食感が残ってオリーブオイルの香りもつくからいいんじゃないの?」と発想。味付けも工夫しました。具体的に言うとバランス良い味に完成させてから、あえてわずかに塩を振りました。これでよりお酒に合う味になるんです。

他のパターンとしては
宮村和宏 これ、ロシアに演奏しに行った時に高級食材「キャビア」をゲットして帰国した時にやった料理。そしてその日は友人がシャンパンを持って来てくれることになっていました。

先に書いたビストロのマスターに「キャビアをシャンパンと合わせて食べるならこういうレシピが良い」と教わったのが…

【鶏ハムを作る、それが無理なら鶏肉の脂の少ないところを薄ーくそぎ切りにしてグリルで片面だけ焼いたもの】の上に【生のマッシュルームを刻んだものをオリーブオイルと塩で和えたもの】と【キャビア】を載せて食べるというもの。

キャビアなんて高級食材を扱うなんて初めてだし失敗はできません!

しかし…
鶏ハムを作る→時間が足りない→却下

鶏肉を薄ーくそぎ切りにしでグリルで焼く→包丁の手入れが悪くてうまく薄く切れない→そこで考えた

結果どうしたかというと、鶏肉は小さく切ってオリーブオイルで低温ソテーにして、あとはレシピ通り。
でもそれじゃマッシュルームとキャビアを載っけて食べる事もできないし、和えて食べると口の中に入る分量が理想的にならない。キャビアの粒も潰れるだろう。じゃあ、レンゲでワンスプーンで食べよう。そういえばキャビアは金属の味を嫌うそうなのでレンゲなら問題が起きないだろう…(お金持ちは金属の味がつかない「金のスプーン」で食べるそうです!by漫画美●しんぼ。そんなもの買えません!(爆))

結果…めっちゃ美味かった!

という風に。

さて、ここまで何も音楽と関係ない話でした。
しかし、私はこれは音楽をする上で大事なこととつながっていると思っています。

今日の形態の吹奏楽オリジナル作品というものは比較的新しい作品を中心に演奏されています。
この記事の読者の皆さんが、全く新しい作品に取り組むその時に、表現というものをどうすれば良いのか…参考となる録音も同じ曲でそんなにたくさんあるわけではありません。

じゃあ、どうすれば良いのかと言うと、もっと古い伝統的なクラシック音楽を参考にするのです。「このハーモニー進行であればここはこう持っていく」「この音形であれば少し溜める」とか、「こういう時にはこうする」というセオリーがクラシック音楽には存在します。

吹奏楽オリジナル作品で良い音楽をするためには、その作品よりも古いクラシック音楽をたくさん聴いて、できればさらにそういう作品を演奏してみて、最初はなんとなくで良いので、その感覚を元に「こうしたら良いんじゃないか?」「ここはこうやってみよう!」と自分なりにやってみましょう!そうしたらそのうちに「表現力」というものが身についてきます!大事なのは、この「応用力」なのです!!!

そして、話を戻すと、その「応用力」は「日常生活をどう過ごすか」で決まってきます。先の私のデタラメ料理に関していえば、自分の経験、本やネットで得た情報をからセオリーを読み取って、予測して実験しているという話なのです!

ただ流されるだけの人生はつまらない。人生を楽しくするには自分で自分を楽しませる、自分の工夫で生活を楽しくする、これに尽きると思います!
「音楽をする」ということもそうです。指揮者、指導者に言われた通りに吹くだけではなく「自発的」に「自分の表現」をするのです。

せっかく人類が生み出した最高の芸術の一つであり、最高の快楽の一つである音楽と関わっているのですもの。より楽しい音楽人生を送りたいですね♪




オザワ部長

宮村和宏【みやむら・かずひろ】
東京佼成ウインドオーケストラオーボエ奏者、副コンサートマスター

東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校、東京芸術大学音楽学部器楽科卒業。
2000年第69回日本音楽コンクール、オーボエ部門第1位。
これまでに、ソリストとして東京佼成ウインドオーケストラ、東京交響楽団、東京ゾリステン、瀬戸フィルハーモニー交響楽団、マリインスキー劇場沿岸州舞台交響楽団(ロシア)等と共演。
リサイタルなどのソロ活動、室内楽、現代音楽等、多ジャンルで活動。また、国内外のオーケストラの公演に客演首席奏者として多数参加している。
現在、東京佼成ウインドオーケストラオーボエ奏者、副コンサートマスターを務める傍ら、昭和音楽大学、洗足学園音楽大学の非常勤講師として後進の指導にあたる。
2017年1月に2ndアルバム「マジック・オーボエ」(日本アコースティックレコーズ)をリリース。




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