Vol.2 鍵盤打楽器の入門 マレットの持ち方、基本的な打ち方・・・

鍵盤打楽器の導入
「木琴/マリンバ/鉄筋/ビブラフォンなど」
2回目の今回は、鍵盤打楽器の奏法と基礎練習を解説します。
演奏のポイント
マレットでの演奏のポイントは、上手くマレットの先の球の部分を跳ねさせることです。
まず、マレットは柄の真ん中を柔らかく持ちます。図3
打つ時に鍵盤の中で打ちたいポイント(点)を決めて、そこからマレットをまっすぐに上げてから落し、はね上げます。図4
この時、手首を振るのではなく、肘から下の腕を全部使って(肘をテコの支点にして)動かしてください。
また、手首・持ち手には力を入れすぎないように気をつけましょう。
手首を振ると、弾きたい音盤に当たりづらくなります。まっすぐに上げて、まっすぐに落とし、再び拾い上げることに徹底しましょう!なお、鍵盤打楽器類の打点は、パイプの真上が一番響く音がしますが、曲や奏法で最適な位置は変わってきます。音をよく聞いて判断しましょう。

レッスン4(譜例3)では左右のバチで交互に打つようにします。両手を使ってのマレットでの奏法は、まず、構える時は図5のように左が鍵盤の上側になるように準備して、図6のように動かします。これは黒鍵の演奏でも白鍵の演奏でも同じです。
レッスン4では、図7のように左から打ち始めて上行する演奏、右から打ち始めて下行する演奏を両方練習しましょう。
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瓜生郷子(うりう きょうこ) |