作曲者 | Philip Sparke(フィリップ・スパーク ) |
シリーズ | 輸入オリジナル |
編成概要 | 吹奏楽 |
解説 | フィリップ・スパークはすでにスイスの市民バンドの委嘱でいくつかの曲を書いていますが、この曲もスイスのプルックという町の音楽協会の委嘱で作曲しました。プルックはスイス北部アールガウ州中北部にあり、チューリッヒの北西34kmに位置しています。化学工業が盛んで、この曲も薬品会社の資金援助によって委嘱されました。 曲は、強弱の変化の多い和声的な11小節の序奏につづいて、変ホ調、4/4拍子、15小節のプルックの歌の主題がクラリネットとサクソフォーンで提示され、ソロ・トランベットも加わります。序奏が短く繰り返されて提示を終わり、すぐに第1変奏曲に入ります。 第1変奏はリズミカルな変奏で、金管と木管が対比的に動きます。 第2変奏はテンポをゆるめ、クラリネットのソロと2重奏にサクソフォーンやオーボエが加わる短い変奏曲です。 第3変奏は3/4拍子に変わり、木管を中心にワルツ風な変奏となります。 第4変奏はゆったりしたトランペットの独奏からはじまり、トゥッティで熱く盛りあがります。スパークらしい叙情的な変奏です。 第5変奏は速いテンポの2/2拍子で、金管と木管が対比する8分音符のリズム形が多く、途中から歌のテーマがおおらかに奏でられます。その頂点がフェルマータで止まったあと、第1変奏のリズムによるコーダに入って終わります。 【収録曲】 序奏(Introduction) 主題(Theme) 第一変奏曲(Variation I) 第二変奏曲(Variation II) 第三変奏曲(Variation III) 第四変奏曲(Variation IV) 第五変奏曲(Variation V) (秋山紀夫) |
編成 | Full Score/Piccolo/1st Flute/2nd Flute/1st Oboe/2nd Oboe/Eb Clarinet/1st Clarinet in Bb/2nd Clarinet in Bb/3rd Clarinet in Bb/Alto Clarinet/Bass Clarinet/1st Bassoon/2nd Bassoon/1st Alto Saxophone/2nd Alto Saxophone/Tenor Saxophone/Baritone Saxophone/1st Trumpet in Bb/2nd Trumpet in Bb/1st Cornet in Bb/2nd Cornet in Bb/3rd Cornet in Bb/1st Horn in F/2nd Horn in F/3rd Horn in F/4th Horn in F/1st Trombone/2nd Trombone/3rd Trombone/Euphonium/Tuba/String Bass/Snare Drum/Timpani/Cymbal |