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下中拓哉のリコーダー指導ヒント Vol.9

下中拓哉のリコーダー指導ヒント

低い「ド」の音を演奏するコツ

小学校の授業で学習する機会が4年間ほどある事や、発音が比較的簡単な事から、「子供から大人まで楽しめる楽器」として多くの人に親しまれているリコーダー。

音楽の授業では、得意か不得意かは関係なく、こども達全員にリコーダーが配られとても嬉しい事にそのままずっと自分の楽器として持つことが出来ます。

なので小学校を卒業してから、ふとリコーダーの事を思い出して急に演奏したくなっても、手軽に演奏する事が出来る。
そこがリコーダーの良い所だと思います。

よく、大人になって、お家の押し入れからリコーダー見つけ、ケースから取り出し、歌口をくわえながら息を吹いてみて、「あぁ懐かしい音だなぁ」なんて浸りつつ、記憶を辿りながら指を動かして色々な音を演奏し、最初のうちは「楽しいなぁ」なんて演奏しつつも、とうとう全部の穴を塞いだ瞬間、甲高く調子の外れた「ピー」という音が鳴ってしまった。。。なんていう経験談を耳にします(笑)

大人でも演奏することが難しいソプラノリコーダーの最低音「ド」の音。
私も実際に、上手に演奏しているこども達を発見すると、「とても難しいのに、よく演奏出来るなぁ」と、毎回感心してしまいます。

なのですが、やはりとても難しい音なので、全員が全員できるわけではないですし先生方も「どのようにアドバイスしてあげれば良いのか分からない」と声が上がる事が多いので、今回は「低い「ド」の音を演奏するコツ」についてお話していきます。

前回も申し上げましたが、基本的にはVol.8でもとりあげた低い音の「息の問題」については今回お話する「ド」の音でも気をつけて頂きます。
暖かく緩やかな息で「トートートー」のタンギングがポイント。

ですが、とても難しい「ド」の音はこれだけでは上手くいかないことが多いので、指についても一つ一つチェックしていきます。

まずVol7.Vol.8でも取りあげました「右手親指の位置」
運指では使うことのない指なので、関係ないように思われる事が多いですがとても大事な指です。
指かけがある場合でも、ない場合でも、必ず正しい位置(右手人差し指と右手中指の間の位置)に
あるのか日頃から気をつけるようにしましょう。

  • 譜例

    右手親指の位置

右手の親指のチェックが終わったら足部管の穴の位置を調整します。
指を立てずに力を入れない状態で楽器を持った時に、
右手の小指が、足部管にある2つの穴をどちらも塞ぎやすい位置(指の腹の真ん中)に来るように、足部管を調整しましょう。

次にここまで出来たら実践。
穴を全部塞いでから(この時指は立てずに力をいて)、暖かく緩やかな息で「トートートー」と吹いてみてください。
これで演奏できるようになる事が多いのですが、それでも難しい場合は右手の小指に意識がいきすぎて、
下から2番めの(右手薬指で塞ぐ)穴を塞げていないことがほとんどだったので、チェックしてみましょう。

子供から大人まで長い間演奏できる楽器なので、音域を出来るだけ広く楽しむ事が出来るように。最低音の「ド」の音をきちんとクリアして頂き、学校でも、ご家庭でも、よりリコーダーの演奏楽しんで頂ければ幸いです。

ここ数回にわたって右手の親指にスポットライトを当てる事が多かったですが、とうとう次回は左手の親指の出番です。

左手の親指をマスターすることで、音域が倍近く広がるのでより一層リコーダーが楽しくなるはずなので、そのコツをしっかりお話します。ご期待ください!

下中拓哉

下中拓哉(しもなか たくや)
東京都新宿区出身。尚美ミュージックカレッジ専門学校音楽総合アカデミー学科作曲コース(4年制)を卒業。作曲を徳備廉純、高橋伸哉の各氏に師事。在学中にリコーダーの研鑽を積み、ポピュラージャンルでのリコーダー奏者としての演奏活動のほか、指導者としても活躍。東日本の小学校を中心に年間200校ほど訪問し、リコーダー講習を行う。そのほか、小学生のための器楽合奏や管楽器のための編曲作品が多数出版されている。現在、東京リコーダー協会 AULOS講師、リコーダー奏者、作編曲家。




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