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下中拓哉のリコーダー指導ヒント Vol.8

下中拓哉のリコーダー指導ヒント

低い音を演奏するコツ

「音がひっくり返ってしまい甲高くピーピー鳴ってしまう。」
「上手に発音出来ない。」


リコーダーを学習するにあたって最初の段階でぶつかってしまった問題が、低い音を学習する際に、改めて現れてしまう傾向が多いようです。

今回はそれらを解決するべく「低い音を演奏するコツ」について取りあげていきたいと思います。

ここではソプラノリコーダーの一番下のドの音から完全4度上のファの音までを「低い音」としてまとめたいと思います。

左手の運指のみで演奏できるソからレの音までの事については前回取りあげましたので、是非チェックして下さい。
それと、持っているリコーダーがバロック式なのかジャーマン式なのか調べておきましょう。ファの音の運指が異なるので必ず知っておくことが重要です。
バロック式の場合はファの運指が難しいので、無理に「ファ→ミ→レ→ド」の順ではなく「ミ→レ→ド」をしっかり学習してから「ファ」の音を取り上げるのも良いと思います。

さて、低い音を演奏する時に音がひっくり返ってしまう事について、どうやら指の問題と思わてしまう事が多いのですが、実は息やタンギングに問題があるケースの方が多いんです。

私の講習では、低い音を演奏する息について習得してもらう為に、低い音を演奏する前に
「ホーーホーーホーー」とこども達一人一人に実際に声に出してもらいます。

この時、途中で息を吸わず一つ一つを出来るだけ長く言ってもらうと効果的です。そしてなるべく優しい息を心がける事もポイントです。

次に、優しいイメージを忘れないうちに、先ほどと出来るだけ同じような言い方で「トートートー」と言ってもらいます

暖かく緩やかな息を覚えてもらう為に、この手順でやっているのですが、初期に学習した「トゥートゥートゥー」より、暖かい「トートートー」を言うことが出来るようになっている事がほとんどです。

低い音を演奏する時は、暖かく緩やかな息で「トートートー」とタンギングするように心がけましょう

これらを心がける事で低い音がひっくり返ってしまう問題を解決出来ることが多いのですが、 それでも難しい場合は、

楽器をくわえている口の形が乱れていたり、
楽器を体や(座って演奏している場合は)机などに付けていたりしないか、


巡視することが多いです。

それと、タンギングする時に顎が動いていないかもその都度チェックすると良いと思います。
低い音を学習する前に、指かけの位置も質問されることが多いのですが、右手の親指の場所について前回取りあげたとおり、
人差し指と中指の間くらいの所に親指が来て欲しいので、そこに引っかかるような位置にセッティングしましょう。

  • 譜例

    右手親指の位置

第8弾では、大まかに「低い音を演奏するコツ」についてに書きましたが、まだ今回お話し出来ていない、
低い音の“ある事”について質問される事が多いので第9弾は、より詳しく「低い音を演奏するコツ」についてお話ししていきたいと思います。
お楽しみに!

下中拓哉

下中拓哉(しもなか たくや)
東京都新宿区出身。尚美ミュージックカレッジ専門学校音楽総合アカデミー学科作曲コース(4年制)を卒業。作曲を徳備廉純、高橋伸哉の各氏に師事。在学中にリコーダーの研鑽を積み、ポピュラージャンルでのリコーダー奏者としての演奏活動のほか、指導者としても活躍。東日本の小学校を中心に年間200校ほど訪問し、リコーダー講習を行う。そのほか、小学生のための器楽合奏や管楽器のための編曲作品が多数出版されている。現在、東京リコーダー協会 AULOS講師、リコーダー奏者、作編曲家。




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