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下中拓哉のリコーダー指導ヒント Vol.7

下中拓哉のリコーダー指導ヒント

左手の運指

皆さんこんにちは!
前回まで、舌の動き「タンギング」について2回に分けてお話しさせて頂きました。
こども達も、学校で習う曲や自分でリコーダーで吹きたいと思ったメロディーを演奏する時に、音の出だしがクリアになり、様々な表情をつける事が出来るようになったと思います。

今回は、指についてのお話。リコーダーを習う最初の段階で勉強する、ソラシドレの5つの音。
左手のみを使う運指なので習得は簡単ですが、それぞれの音を教える(学ぶ)際に気をつけて頂きたい事があります。
簡単な運指だからこそ、初めの段階で解決しておきたい事なので、右手を使う運指に進む前にチェックしておきましょう!

それぞれの音についてお話する前に、2つ約束があります。

1つ目は穴の塞ぎ方。
指で穴を塞ぐ時は、どの指でも指の先で塞ごうとせず、指の腹で穴を塞ぐようにしてください。

そして2つ目は右手の親指。これはとても大事です。
右手の親指を、右手の人差し指と中指で塞ぐそれぞれの穴の間くらいの裏側において下さい。(写真参照)
そして、楽器を下唇と右手の親指で支えられるようにします。その時に他の指は穴を塞がないように気をつけましょう。

  • 譜例

この2つの約束を守って頂くのを前提に、それぞれの音で気をつけて頂きたい事をお話しさせて頂きます。

左手の運指

・シの音
簡単な運指な為、親指と人差し指以外の指を上げ過ぎていないか、この段階でチェックをするように心がけましょう。
使っていない指を上げ過ぎる癖がついてしまうと、今後曲で他の音を演奏する時に指がバタついてしまい無駄な動きが増えてしまいます。
簡単な指だからこそ、この段階で入念にチェックすることをお勧めします。

・ラの音
中指が加わった事によって、中指にばかり意識がいってしまう傾向にあり、親指に意識がいきにくいです。
そのせいで穴を塞ぐ親指の位置が深くなってしまったり、逆に甘くなってしまったりするので、親指にもしっかり注意をし、指の腹で塞ぐように気をつけましょう。

・ソの音
親指と人差し指(シの音で使う指)に力が入ると、薬指が穴に届きにくくなってしまうので気をつけましょう。
・ドの音
使わない人差し指に力が入らないように気をつけましょう。
そしてこの段階で、下唇と右手の親指で楽器をしっかり支える事が出来ているのかチェックをしましょう。(次のレの音に進む為の準備です。)

・レの音
楽器を下唇、左手の中指、右手の親指、でバランス良く支えて下さい。そしてこれを「3点支持」と言います。(写真参照)

  • 譜例

「ドの音からレの音を覚える際に左手の親指が離れ楽器の支えが無くなってしまいリコーダーが安定しない」とこども達に言われる事がありましたが、上記で述べた「3点支持」を意識していれば、解決できます!ぜひ実際にやってみて習得して下さい。
それと他の音に比べて音がひっくり返りにくい音なのですが、強く吹くと音程が上がりやすいので気をつけましょう。

左手の運指については以上です。

今回お話しした事がしっかり体に馴染むと、今後出てくるであろう難しい問題も解決しやすくなるので、ぜひ参考にして頂ければと思います!
5つも音が演奏出来るようになると演奏する事ができる曲も更に多くなっているので、色々な曲に挑戦して、もっとリコーダーを楽しんでくれたら嬉しいです!
次回は右手も加わって「低い音を演奏するコツ」について勉強して行きましょう!

下中拓哉

下中拓哉(しもなか たくや)
東京都新宿区出身。尚美ミュージックカレッジ専門学校音楽総合アカデミー学科作曲コース(4年制)を卒業。作曲を徳備廉純、高橋伸哉の各氏に師事。在学中にリコーダーの研鑽を積み、ポピュラージャンルでのリコーダー奏者としての演奏活動のほか、指導者としても活躍。東日本の小学校を中心に年間200校ほど訪問し、リコーダー講習を行う。そのほか、小学生のための器楽合奏や管楽器のための編曲作品が多数出版されている。現在、東京リコーダー協会 AULOS講師、リコーダー奏者、作編曲家。




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