Music People vol.55

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Music People Vol.55

フルート奏者として大事にしていること


要田詩織  みなさまこんにちは!柴犬大好きフルート奏者の要田詩織です。
 都内でクラシックやポップスの演奏活動をしつつ、管楽器YouTuberとしても活動させていただいています。今回は私がフルートを始めたきっかけから、私が演奏する上で大事にしていることをお伝えしたいと思います。これは私のフルート人生の中で一貫して意識していることであり、一生の課題です。



 ◆プロになろうと思った流れ◆
 私が小学校5年生でフルートを始めて、プロになろうと思ったのにはいくつかの偶然があります。何か一つが欠けたり、一つでも違う選択をしていたらおそらく音楽とは全く関係のない仕事を選んでいたと思います(親は小さい頃から小児科医になれとずっと唱えていました)。  母がたまたま新聞の生徒募集記事を見て何気なくフルートやってみるかと聞いてきたのが偶然のまず一つ目です。なんでもやりたがりの私は「やる!」と即答しました。それまで北海道札幌市の広ーーい敷地で野山を駆け回っていた私が急にフルートを吹くことになったのです。なぜか同時期にピアノも始めていたのでそういう時期だったのかもしれません。しかし先生が留学してしまったため、フルートレッスンは1年で終了しました。その時は、フルーティストではなく、ピアニストを目指して練習していました。

 中学生になり、部活選びがありました。当初私はバドミントン部に入る気満々でしたが、見学に行った時になぜか「何か違う」と感じました。第二候補は吹奏楽部でしたので、ここで何かに引き寄せられたようです。フルート以外の楽器にも興味があり、いろんな楽器を吹いてみたのですが、リード系は音が鳴らず、トロンボーンは手が届かず、結果的にフルートのオーディションに合格しました。この時点では、まだピアニストか医者になろうとしています(笑)
 そしてフルーティストへの道に王手となったのが、「君の瞳に恋してる〜フルートとバンドのための」を中3の時に吹かせてもらったことです。この曲はいわゆる協奏曲の吹奏楽版で、バンドとフルートのソリストという曲です。この曲が大変難しくお手上げだったので再度プロの先生に習いにいくことになりました。この時の演奏がとても褒められていい気になったのと、師匠みたいになりたいなと思ったので、高校は音楽科に進むことになりました。決断したのは中学3年の秋です。かなり急な決断でしたので、音楽科目の受験対策を大慌てでしました。

 このようにしてフルート奏者への道が始まりました。以降大学卒業後2、3年までクラシック漬けの生活になります。卒業後しばらくしてYouTubeを始めた時は、クラシック漬けの約10年間ポップスをほぼ聴かなかったのでJ-pop浦島太郎になっていました(笑)ボカロも初期で止まっていたのでリクエストされる曲がほぼわからず大変でした、、。



要田詩織  ◆本題:フルートを吹く上で大事にしていること◆
 さて、中3からずーっとフルートを吹くことしかやってこなかった私ですが、1番悩んだことがあります。それが、音色です。いい音になった!と思ってもレッスンで調子が悪かったり、本番でうまく吹けなかったり、、。
 吹奏楽の吹き方とソロのクラシックの吹き方とのギャップがかなりあったため、高校生になってから一から音色作りをしました。今までの癖を取るというのは大変でした。根気よく付き合ってくださった師匠には頭が上がりません。
 また、大学に入るとさらにたくさんの種類の音色を求められました。大学時代は最も楽器と向き合った時期だと思います。うまく吹けなくて泣いたり暴れたり(笑)当時一緒に住んでいた柴犬に愚痴ったりしながらなんとか折れずに練習しました。師匠に「楽器の声をよく聴いてね、仲良くしてね」とよく言われていました。
 私の持論になりますが、指の回る回らないというのは、ある程度の成長で十分なところに到達しますし、練習すれば身につくところです。曲の難易度にも限界がありますから。。でも、音色の部分はそれぞれの好みや研究成果に直結し、天井のない部分だと思います。さらに、その人の個性が一番出るところではないでしょうか。たくさんのフルート吹きがいる中で「この音はあの人の音」って感じることってとても偉大なことと思います。またそうでありたいと思っています。なので、私は自分の音色で吹くということを一番大事にしています。音色を良くするために自分なりに色々な練習をしつつ、毎日たくさんの曲を吹くようにしています。色々な調であったり表現の曲を演奏することによって音色もさまざまに変化させることができるようになると思います。また自分が練習するだけではなく、大好きな師匠たちの音色を聴いたり、他のフルート奏者のCDを買ってみたりたくさん聴くことも大事にしています。自分の狭い世界が広がっていくようで楽しいです。練習、というか日々研究です!



要田詩織  ◆奏者にとっての知名度◆
 大学を出た私は成長のためにも自分の音色を多くの人に聴いてもらいたい!と思いました。演奏会に来ていただくにも、やはり知名度だなと思ったので3年前にYouTubeを始めました。最初は動画を見た人が実際の演奏会に来てくれたらいいなぁくらいで投稿したのですが、ありがたいことにぐんぐんと再生回数が伸び、動画上でたくさんの方に聴いてもらえるようになりました。もちろん演奏会にも、「動画見てます」という方が来てくださったり、関連でお仕事をいただいたり、結果的にYouTubeを始めて良かったなと思っています。また、これは思ってもいなかったことですが、嬉しいことに動画を見てフルートはじめました!という方がコメントをくださることもあります。少しでもフルート人口を増やしてフルート界に貢献できればいいなと思っています。



 ◆まとめ◆
 自分が演奏するにあたって何を大事にするのか、何を意識しているのか、これが明確な奏者の演奏はとても魅力的だと思います。私も変わらず「自分の音」を大事にしてたくさんの方に音を届けていきたいと思います。関東在住の方は是非演奏会にお越しください。遠方の方は是非動画をご覧ください。毎週金曜日の18:00に新作UPしています。生放送もやっていますので遊びに来てくださいね!音にこだわって2本の楽器を使って演奏した1stアルバム「Fantaisie」や、ロケットミュージックから発売している楽譜もお手に取っていただけると嬉しいです!
最後に!まだの方はチャンネル登録よろしくお願いします!!



要田詩織







要田詩織

要田詩織【ようだ・しおり】
北海道札幌市出身。中学校の吹奏楽部でフルートを始める。 北星学園女子中学高等学校音楽科フルート専攻卒業。2009年毎日学生音楽コンクール北海道大会フルート部門高校の部奨励賞。
フェリス女学院大学音楽学部演奏学科フルート専攻卒業。同学ソリスト育成コースにて実技を学ぶ。在学中、「オーケストラ協演の夕べ」にてソリストとしてフェリス管弦楽団と共演。オーディション合格者による「室内楽の夕べ」、「学内ソロコンサート」に出演。NHK横浜ロビーコンサート、横浜銀行ロビーコンサートに出演。フェリス女学院大学音楽学部ディプロマ修了。
日中韓の3国で共同開催された「東アジア文化都市2014」の一環で中国泉州市及び韓国光州市の招聘を受け現地のオープニングイベント等で演奏。 フルート・ヴァイオリン・ピアノの「coquelicot trio」、インストバンド「Green Room」に所属。
中学校・高等学校第一種教員免許(音楽)取得。
フルートを松田有希子、八條美奈子、細川順三の各氏に、室内楽を堀由紀子、細川順三、F.Cフィッチの各氏に師事。
現在、フリーで横浜タカシマヤやららぽーと等の商業施設やジャズとクラシックの自主公演などさまざまな場所で演奏活動を行う。またYouTubeに演奏動画を毎週金曜日に更新している(チャンネル名:y.shiori)。チャンネル登録者数4万5千人以上・総再生回数1000万回以上。生放送も積極的に行っている。4カメ・マイク5本の配信環境を所持。
2019.8.9に1st.アルバム「Fantaisie」発売!タワーレコードやAmazonなどの各種オンラインストア、配信版はiTunesなど各種サイトで展開中!
​ロケットミュージック・ピアスコアからアレンジ楽譜販売も行っている。
2021年2月からエフエムたちかわの番組「スイスイ吹奏楽」の​サブナビゲーターを務める。

【公式HP】https://www.shiori-flute.com/
【YouTube】https://www.youtube.com/channel/UC-KulM_rxrakqAcSE3YZORQ
【Twitter】https://twitter.com/y_shiori_fl
【Instgram】https://www.instagram.com/y.shiori_fl/




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