Music People vol.52

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Music People vol.52

Music People Vol.51

音感教育ノススメ


 私は、羽村第一中学校の中学生と明星大学の大学生を教えていますが、今回は、中学生のことを書きたいと思います。

 まず、私が思う中学生のイメージを言うと「中学生の可能性は、無限大!」ということかなと思います。朝出来なかったことが、昼にはできるようになってしまう。
伸びるスピードがスゴイです。
中学生という年代は、そういう成長がめざましい時期です。

 中学校というところは、多くの人にとっての吹奏楽の入口です。中学生たちは、初めて手にする楽器を一生懸命練習して演奏するのです。小学校高学年から中学一年生二年生は、楽器を始めるにはよい時期だと思います。

玉寄勝治  羽村第一中学校吹奏楽部は、楽器をやってみたい!という単純な思いを持った子が入ってくるごく普通の吹奏楽部です。

   しかし、「音大きいねー!」「よく鳴ってるね!本当に中学生?」「大人のような演奏」「音程よいね!」「テクニック素晴らしい!」などとよく言われます。
世間では、演奏技術の高い中学生として評価をうけることが多い羽村第一中学校吹奏楽部の中学生たちです。
いったいどんな練習をするとこのような中学生プレイヤーになるのか紹介していきたいと思います。

 羽村第一中学校吹奏楽部は、平日は毎日、7時から8時まで朝練をやっております。

①スタートは、発声による練習。
ハンドサインを使ったヒロセマ式音感トレーニング〔半音、全音を正確にとるトレーニング)。
 これをやっておけば、全員が統一された音程感覚で演奏することができる羽村第一中学校吹奏楽部の特徴ある練習方法です。生徒だけでやることもあります。

②声で演奏したものは、楽器でも演奏する
 声でやったヒロセマ式音感トレーニングや和音練習は、楽器を使い同じように練習します。※金管楽器は、マウスピースバズィングでも必ずやります。木管楽器も同じ音程は出せませんが、マウスピース、ネック、ボーカル、バレル、リードでやります。
ここで、ブレスや発音のトレーニングもやります。この練習で、スケールの大きなサウンドが生まれます。この練習は、私がやることが多いです。

③現代の音楽に対応した和音トレーニングをする。
 和音練習は、長三和音、短三和音だけでなく、減三和音、増三和音、7th、9thまで入れた練習もする。
様々なジャンルの音楽を演奏するためポップスなどで多く使われている和音を練習しています。
完璧な音程と和声進行にマッチしたフレーズ感が養われます。これも私がやることが多いです。

以上のことをやっても1時間かかりません。
あとは、楽曲を合奏したり個人練習したりしています。朝、音を合わせたら放課後は、音合わせをしません。
授業を受けて集まってきたら音が合ってないということを前提としません。
音感は、維持されるべきです。

というわけで、全て音感を養うことを重視した練習です。

玉寄勝治  今の楽器は、楽器メーカー各社が研究を重ね音程がよい楽器が開発されてます。
正しい奏法で演奏すれば、よく鳴り音程もよいです。
正しい音程感があれば、マウスピースでの練習も音程が決まりますので楽器がよく鳴るということにつながっていきます。
金管楽器のハイトーンプレイヤーも育ちます。
この練習の中で発音もブレスや予備動作から揃えてしまいます。
ということを毎日やっているので、羽村第一中学校吹奏楽部は、統一感がありかつ音が大きく聴こえるのだと思います。

 一度身についた音感は、一生身についたままです。
小学校二年生で、かけ算九九を習い一生使っていたり、字が書けるようになったら書けなくならない。楽譜が読めるようになるとずっと読める
こういうのを学力と呼びます。

 音感こそ音楽の学力だと思います。
私は、意識的に音感偏差値が高い音楽の学力が高いプレイヤーを育成しています。
そのように育てたプレイヤーたちは、限界がこないので中学時代はもちろんのこと、高校や大学に進んでも伸びます。 自由に音楽ができる環境にいれば、本当に自由自在に音楽ができると思います。
楽しみ方が広がるのではないでしょうか。楽しみ方も無限大です。

 今まで教えていて、出来なかった人はいません。誰にでもできるみたいですので、是非試してほしいですね。音感トレーニング、オススメです。

玉寄勝治  ちなみに音感トレーニングは、大学生ともやります。これらは、大人も子供も一緒にできます。ですのでたまに一緒に練習します。
音程が良いプレイヤー同士なら年齢、性別、人種とわず必ず合います。

 明星大学学友会吹奏楽団の大学生プレイヤーたちには、もう少しレベルの高いこともやらせてますが、そこの部分は、違う機会にご紹介したいと思います。

 さて、これら音感トレーニングを始めたのは、授業がきっかけでした。

 私は、2010年に羽村第一中学校の音楽教諭になりました。それまでは、東京都の時間講師、さらにその前は一般企業に勤めてまして、さらにさらにその前は、プレイヤーをしていました。
ということで、授業をフルタイムで始めたのが、39歳のときです。
遅い教師デビューです。

 授業中の中学生を知ったのもその時期でした。
音楽の授業をやっていたらもの凄く音程が悪くてびっくりしました。悪気はないのですが、びっくりするくらい音程が悪くて、元気よく歌いますから、これはあんまりだと思って始めたのが音感トレーニング。

 音程だけは、100点というものがあります。
どうして100点があるのに50点くらいでやりつづけているのだろうか。

 などと思い、授業でやって、部活でもやりましたら学校で聴こえてくる生徒の歌や楽器の音程が、よくなりました。声量、音量はさらにあがりました。
合唱コンクールでは、もともとあった一生懸命さ、ひたむきさに加えて技術が備わり感動的な演奏が聴けるようになりました。
私が全日本吹奏楽コンクール全国大会に初めて出場したのもこの年です。初出場ながら金賞をいただけました。
音感トレーニングとコンクールの結果は、無関係ではありません。

 再びになりますが、音感トレーニングは、絶対オススメです!。

 音程がよいプレイヤーになりたい人は、是非やりましょう。
正しい音感を身につけて、そして、楽しく、かっこよく演奏してほしいです。
私のメソッド「ヒロセマ式」音感トレーニングをやってみませんか!

本当に音楽が楽しめます。
音楽は楽しい!
音楽は美しい!


では。

 玉寄勝治



中原みづき

玉寄勝治 プロフィール
明星大学客員教授、明星大学学友会吹奏楽団監督、羽村市教育委員会学習コーディネーター、羽村第一中学校吹奏楽部顧問




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