作曲者 | Francis McBeth(フランシス・マクベス) |
シリーズ | 輸入オリジナル |
編成概要 | 吹奏楽 |
解説 | 「カディッシュ」とは、ユダヤ人の間で行われる死者を追憶する祈りのことです。ユダヤ人が死ぬと遺族は11ヵ月の間朝夕祈りを捧げ、その後は命日に同じ祈りを行います。 マクベスは1976年2月に死亡したクリフトン・ウイリアムズにテキサス大学で教わったことがあり、その死をいたんでこの曲を作曲しましたが、直接の動機は、ちょうどその頃、テキサス州リチャードソンのリチャードソン高校バンドとその指揮者ハワード・ダンから作曲の依頼を受けたためで、その結果、この曲が生まれました。 この曲には、心臓の鼓動のようなティンパニーと大太鼓のリズムがきかれますが、そのリズムはクリフトン・ウイリアムズの遺作となった「カッチアとコラール」(バーンハウスより1976年に出版)の打楽器のリズムからとられています。 初演は1976年3月に、作曲者マクベスの指揮、リチャードソン高校バンドの演奏で行われました。 曲は短2度の音程でぶつかるチャイムとゴングの悲痛な響きによりはじめられ、この3回の鐘の音で早くもこの曲の沈んだムードのなかに引きこまれてしまいます。この短2度の音程はそののちにあらわれるクラリネットとホルンの旋律にも用いられ、全体のテーマとなっています。クラリネットとホルンが深い響きでクレッシェンドしていった頂点で、ティンパニーと大太鼓のリズムが加わり、曲を一層劇的に盛りあげます。こうして沈痛なテーマに戻り、最後のクライマックスに向かって進んでいきます。 たいへん感銘深い曲で、1977年5月に来日したテキサス州ウェストレイク高校バンドが、日本で初演した時もたいへん評判となった曲で、アメリカでは1977年10月に楽譜が発売され、わずか2ヵ月で初版が売り切れてしまう人気ぶりでした。 (秋山紀夫) |
解説2 | 【オンデマンド出版について】 こちらの商品はオンデマンド出版になりますので、現地出版社での再販スケジュールにより入荷に「3週間 4週間」もしくは「2ヶ月以上」お時間がかかることがございます。ご了承ください。 |
編成 | スコア識別 Full Score 木管楽器 Piccolo Flute 1 Flute 2 Oboe Bb Clarinet 1 Bb Clarinet 2 Bb Clarinet 3 Eb Alto Clarinet Bb Bass Clarinet Bassoon Eb Alto Saxophone 1 Eb Alto Saxophone 2 Bb Tenor Saxophone Eb Baritone Saxophone 金管・弦楽器 Bb Trumpet 1 Bb Trumpet 2 Bb Trumpet 3 F Horn 1 F Horn 2 F Horn 3 F Horn 4 Trombone 1 Trombone 2 Trombone 3 Euphonium Tuba String Bass 打楽器 Percussion |