作曲者 | 服部隆之(ハットリ・タカユキ) |
シリーズ | フルオーケストラポピュラー |
編成概要 | フルオーケストラ |
キー | C / A / Am / D / Eb→C |
収録曲リスト | 「王様のレストラン」テーマ(2分)/怠惰な時間(2分40秒)/ギャルソンのボレロ(2分20秒)/よみがえる伝説のギャルソン(4分20秒)/ボン・クラージュ!!(3分20秒) |
使用Percussion | (Perc1)Xylo、Glck、Tri、Tamb / (Perc2)Bell tree、Crash Cym、Glck、Castanet、Finger Cym、S.D / (Perc3)S.Cym、Bell tree、Xylo、Mari、Glck / Timp |
解説 | 三谷幸喜脚本の最高傑作人気TVドラマの「王様のレストラン」。落ちぶれてしまったフレンチレストランを再建するため、伝説のギャルソンが舞い戻ってきた。個性豊かな豪華キャストの仲間たちが三谷ワールドのもと、ハイレベルの笑いと涙を提供してくれました。ハッピーエンドを迎えるこのドラマの、充実感あふれる展開に、服部隆之の芳醇な薫り高いワインのような音楽が貢献し、大いなる華を添えています。この組曲の構成は、じつにこのドラマのシーンを蘇えらせるものとなっています。気品を感じるクラシック調のこの組曲からは、しかし肩肘を張らず、どんな人にも快く受け入れてもらうことのできる、謂わば服部隆之そのものの人間性の豊かさといったものを感じさせます。 1.「王様のレストラン」テーマ・・・格調高いクラシック調のシンフォニックな展開。軽快なテンポで華やかなムードに浸ることができます。レストランの格式高い優雅な雰囲気がしっかりと伝わってきます。 2.怠惰な時間・・・退屈で暇なレストランの様子がじつにうまく表現されています。弦楽器のピチカートの刻みから、ファゴットのユニークなソロへ、スネアドラムのロールから、トロンボーン、トランペットの愉快な感じ、そして、各木管楽器へ展開していく、なんだか面白いことがおきそうな気配がしてきます。 3.ギャルソンのボレロ・・・3拍子のリズミカルな民族舞曲風のリズムにのって、マイナー調の美しい旋律が印象的な曲。管楽器と弦楽器の主旋律の絶妙なうけわたし、そしてピアノへと引き継がれていきます。 4.よみがえる伝説のギャルソン・・・重厚な宗教音楽をおもわせるような弦楽器のアダージョからはじまります。まさにオーケストラ真骨頂。そこへ、ハープのアルペジオに、オーボエのソロが加わってくる展開。なんだか涙がでてきそうな温かい音楽です。 5.ボン・クラージュ!!・・・「ボン・クラージュ」はフランス語で「勇気をもって」という意味。なんか、素敵な響きですね。組曲の最後を飾るにはぴったりの曲です。弦楽器の2小節ごとリズムの刻みから、温かくも堂々としたホルンの響きの旋律へ、シンフォニックマーチ風の展開へとつながり、管楽器、弦楽器、打楽器全体が素晴らしいオーケストレーションによって盛り上がります。様々な情景が思い浮かび、そして、人間味溢れる音楽が、感動的にしめくくります。 |
編成 | Flute 1/Flute 2 (Piccolo)/Oboes 1&2/Bassoons 1&2/Bb Clarinets 1&2/Bb Trumpets 1-3/F Horns 1-4/Trombones 1-3/Tuba/Violin I/Violin II/Viola/Violoncello/Contrabass/Harp/Piano/Timpani/Snare Drum/Cymbals/Suspended Cymbal/Xylophone/Glockenspiel/Marimba/Bell tree/Castanet/Finger Cymbals/Triangle/Tambourine |